テクニカル分析・指標の一つ「DMI」とは?計算式や組み合わせについて

DMIを表示したチャートの画像 テクニカル指標

テクニカル指標には「トレンド系指標(順張り系指標)」と「オシレーター系指標(逆張り系指標)」の2つの系統が存在しますが、当ページではオシレーター系に分類されるテクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」について、その計算式やDMIと組み合わせて見たい指標などについてご紹介してみたいと思います。

テクニカル指標の知識を身に付け、今後のトレードをより確度の高いものにしたいとお考えの方は是非、ご参照になってみて下さい。

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」とは?

テクニカル指標「DMI」とは、「Directional Movement Index」の頭文字をとった略称で、オシレーター系指標の中で非常に有名な「RSI(Relative Strength Index)」を考案した米国の「John Welles Wilder.Jr(J.ウェルズワイルダージュニア)」が“市場の状況を見極めるため”に考案しました。

1978年に発表されたテクニカル指標のようですが、今から40年以上も前に考案された指標が今もなお使用されているのは凄いですね。

日本語訳としてはあまり聞き覚えがなかったりするかもしれませんが「方向性指標」と呼ばれています。

歴史ある指標ということは、それだけトレードに活用できる分析手法と言えるのではないでしょうか。

オシレーター系指標の「RSI」や「ストキャスティクス」などの指標が“一方に傾くトレンド相場で役に立たない”ことから、その欠点をカバーする指標として開発されました。

テクニカル指標「DMI」はトレンド系の指標として開発されており、“トレンドの強弱”を探る際に用いられてきています。

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」の特徴や使い方について

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」の特徴は、“終値の比較を無視し、当日の高安が前日の高安に比べてどちらが大きいかを見極め、相場の強弱を読むところ”にあり、価格のボラティリティ(標準偏差・変動幅)からトレンド分析を行います。

また、「DMI」は基本的に以下の3本のライン(+DI、-DI、ADX)を使用し売買の判断材料として用います。

+DI 上昇トレンドである可能性を判断する
-DI 下降トレンドである可能性を判断する
ADX トレンドの強弱を判断する

テクニカル指標「DMI」は株探のチャートとかでは表示できなかったりしますが、楽天のマーケッドスピードの「チャート」⇒「テクニカル」⇒「オシレーター系」⇒「DMIにチェック」で表示されるので、楽天口座をお持ちの方は確認してみて下さい。

「DMI」の活用法

1.「+DI」が「-DI」を下から上に上抜けたら買いシグナルの判断材料になる。

2.「+DI」が「-DI」を上から下に下抜けたら売りシグナルの判断材料になる。

※「+DI」と「-DI」の幅が大きいほど強いトレンドであることを示す。

※「ADX」が書こうしている場合は、2本の線がクロスしても「ダマシ」である可能性が高まるので注意が必要。

つまり、「+DI」が最高値にあり「-DI」が最低値にある場合、非常に強い上昇トレンドであると判断することが出来ます。

移動平均線で言うゴールデンクロスのようなものが1で、デッドクロスみたいなようなものが2って感じですかね。

更に、「ADX」が上昇していれば、「買いシグナル(上昇トレンド)」、「売りシグナル(下落トレンド)」の信頼度がより高くなります。

移動平均線の場合「クロスする角度」で信頼度を見たりしますが、「DMI」は「ADX」で信頼度をみれるって感じですかね。

例えば、「ADX>=40」ならば強いトレンド、「ADX<=20」ならば弱いトレンドと見ることができます。

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」の計算式は?

「±DI(Direction Indicator)」の算出方法

+DI=(n日間の+DMの合計)÷(n日間のTRの合計)×100

-DI=(n日間の-DMの合計)÷(n日間のTRの合計)×100

「±DI(Direction Indicator)」の算出方法は上記のような感じになります。

「±DM(Direction Movement)」の算出方法

+DM=当日の高値-前日の高値

-DM=前日の安値-当日の安値

※「+DM<0」なら「+DM=0」、「-DM<0」なら「-DM=0」

※「-DM>+DM」なら「+DM=0」、「+DM=-DM」なら「±DM=0」

※「TR(True Range)」は「1.当日の高値-当日の安値」「2.当日の高値-前日の終値」「3.前日の終値-当日の安値」の3つの中から最大値を選択する。

「±DM(Direction Movement)」の算出方法は上記のような感じになります。

「ADX(Averaege Directional Index)」の算出方法

ADX=DXのn日間

DX=|(+DI)-(-DI)|÷DIの合計

※n値は考案者である「John Welles Wilder.Jr(J.ウェルズワイルダージュニア)」が最適とする“14”(日足)と設定する場合が多い。

ちょっと計算式はぱっと見とても難しそうに感じる方がほとんどではないでしょうか。

テクニカル指標は使い方を理解していれば問題ないかと思うので、わざわざ計算式まで覚えておく必要性はそんなないかと思います。

どういう状況が「買いシグナル(上昇トレンド)」を表していて、どういう状況が「売りシグナル(下落トレンド)」を表しているかを見ることが出来れば十分でしょう。

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」と組み合わせて見たい指標

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」は、買われ過ぎと売られ過ぎを判断する「MACD」や、相場のトレンド転換の時期などを判断する「一目均衡表」などと組み合わせてみるといいでしょう。

テクニカル指標を組み合わせて使用することで、「ダマシ」の判断など、多面的な売買判断をすることが出来るかと思います。

テクニカル分析「MACD」や「一目均衡表」は有名なのでご存知の方も多いかと思いますが、株初心者の方など、使い方や見方が分からない方は以前まとめた記事を是非ご参照になってみて下さい。

今や多くの投資家が利用しているであろう株探で表示することができないことから、「DMI」は一般的にはマイナーなテクニカル指標とされているかもしれません。

「MACD」や「一目均衡表」の見方が分かれば十分と言えるかもしれませんが、テクニカル分析は色々あるので、自分のトレードに合った指標を活用するといいでしょう。

テクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」とは?まとめ

今回はテクニカル指標「DMI(Directional Movement Index)」について簡単にご紹介してみましたが、理解できましたでしょうか?

「DMI(Directional Movement Index)」は、3本のライン「+DI」「-DI」「ADX」を用い、「買いシグナル」や「売りシグナル」や「トレンドの強さ」を判断するテクニカル分析です。

「RSI(Relative Strength Index)」を考案した人と同じ人が発表したテクニカル指標ですが、「MACD」や「一目均衡表」などと組合せトレードに活用してみましょう。

また、投資先となる銘柄選びに迷われたりする方は、アナリストが注目する銘柄情報の提供を受けれたりする以下のサイトをトレードに活用してみることをおすすめします。

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